《AOMORI MAPPINK MEMORY 「記憶の未来」》
期日:2022年9月14日(水)-11月13日(日)
場所:弘前れんが倉庫美術館、弘南鉄道弘南線 車両、及び主要駅(弘前駅・平賀駅・黒石駅)
《山形ビエンナーレ2022》
期日:9月3日(土)−9月25日(日)の金・土・日・祝日
場所:山形市中心市街地
《AOMORI MAPPINK MEMORY 「記憶の未来」》
青森県が主催し、エヌ・アンド・エー株式会社(代表取締役:南條史生)が企画制作をおこなう、青森をアートでたどるプロジェクト 原高史 <AOMORI MAPPINK MEMORY「記憶の未来」>が、2022年9月14日(水)-11月13日(日)まで弘前れんが倉庫美術館、弘南 鉄道 弘南線 車両、及び主要駅(弘前駅・平賀駅・黒石駅)で開催します。
当企画は、2020年に開館した弘前れんが倉庫美術館を起点に、弘前駅と黒石駅を結ぶ弘南鉄道 弘南線沿線のエリアを、アートを 通して巡るプログラムで、普段は目に触れることの少ない地域の魅力を再発見し、さらなる滞在を目的としたアートプロジェクトです。アーティ ストの原高史氏は、鮮やかなピンク色をテーマカラーに、弘南鉄道 弘南線の1車両を過去と未来をつなぐタイムマシーンに見立て、ピンク色 の“アート列車”を制作。この列車は弘前駅、黒石駅間を1日9往復(予定)運行します。また地域の歴史をたどり、そこに暮らす人々と コミュニケーションを重ねながら、土地の過去と未来をつなぐ映像作品にも取り組み、ピンクに彩られた弘前れんが倉庫美術館や駅舎で上映 します。さらにアート列車のもう1車両には、青森県立黒石高等学校情報デザイン科の生徒と原高史氏が取り組んだ連携企画<弘南 鉄道 沿線風景2022 高校生による「記憶の未来」>が展示されます。
原高史メッセージ
プロジェクトの依頼から、すぐに冬の青森を訪れた。吹雪の青森は寒く寂しく、体を温めたい と立ち寄った津軽尾上の大和温泉。地元の人たちが集う洗い場は、どこか緊張感があり、みんな個性的に、それぞれの洗い方で体を洗っている。青森人の生きる力を直感的に感じた。お湯に浸かりあたりを眺めた瞬間、記憶が蘇り、昔にタイムスリップしたようだった。大人たちに怒られないように、緊張しながら、じっと湯舟からまわりを見ていた子供の頃の自分。このひと時が印象的で、作品のテーマを“タイムトラベル”に決めた。コロナ禍、戦争、災害、環境問題、仮想空間・・・生きることに新たな意味と価値観を見出さなければならない時代。滞在とインタビューを通し見えてきたことは、そんな今を生きる日本人に必要なヒントが、青森と青森人の精神にある。ピンクが過去と現在と未来を繋ぎ、何か忘れていることはないか、これからをどうしていくのか、生き方を考える作品にしたい
アートプロジェクトPINK PUBLIC PROJECTでは山形を、世界を明るく元気にする「変動計画」を行います。当日はプロのダンサーから小学生まで、幅広い世代の総勢100名のダンサーと“クリーンアップ・ダンス”を披露します。アート×ダンス×ファッション×フォトグラフィのクロスジャンルの作品です。みなさんにもご参加いただけるパフォーマンスも予定しています。キュレーター/原高史