今泉敦子「Departure」

2015/11/6 – 11/28

一つの命が寿命を全うして消えるというのはどういうことか、常に頭のどこかで考えている。命が消滅し、存在が不在にかわる瞬間、あるいは命が残す余韻のようなものを、宗教的でなく、科学的でもなく、絵画的に表現するなかで、生・死・存在・不在の不思議について思惟しようと試みている。

ー今泉敦子